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8月の自生地周辺・四方山話

新作ご紹介

田島ヶ原のサクラソウについて鷲谷いずみ東大教授が100年前の観察記や大正9年に国の天然記念物指定申請に供した三好学博士の調査報告書と平成の世の実情を無視したインチキ論が一人歩きした現状に警鐘を鳴らす意味で小論文を立ち上げました。たんに、サクラソウは奇麗だでもよく、あるいは、どこかで見かける記載されている環境について嘘に満ちていると知った上で見るサクラソウはまた一味違ってきます。

                        真説 田島ヶ原のサクラソウ

残暑お見舞い申し上げます
05/08/08

4日から2泊3日で標高1300mの信州に行っていた。窓を開け放たれた室内温度は25度を越えなかった。6日の朝は外気温が18度、膨らんでいる私のお腹は冷えると痛むので腹巻をしたほどだった。それがどうでしょう。6日の15時半に帰り着いたらまるで、地獄の釜茹で刑だね。行くんではなかった。

早いもので一年の半分は過ぎた。このHPを立ててからというもの一年があっという間に過ぎ去っていく。残りいくらもない人生だというのにこんなに超特急で飛ばされたのでは敵わんわ。ならば閉鎖すれば時はゆっくりと過ごすだろうかな。逆の早いのがやってきそうだね。
ボケ。これにかかると2年以内に消滅するようだ。未練はないが、人為的には止めるのはくわばらクワバラだ。

8月の自生地に異変が。消えて久しいシロネが通路脇にニョキニョキだ。嬉しいね。イヌゴマまで現れた。カラスウリも群楽している。樹に絡んだのは秋ヶ瀬公園内にもあるが自生地で見るの初めてだった。

あまりに暑いので横着して三脚を持たずに散策したが、手持ちマクロ撮影は苦労だった。
写真の優劣は別として事実を伝えることはできた。
手前のピンク2輪を撮る場合、私のデジカメでは後ピンになる。シャープな小粒が主役

トモエソウの不思議な性質
05/08/17

サクラソウ自生地の8月は何もない。というより、ヨシやオギ、つる性植物に占拠されて通常の植物は日の目を見ないから。今はそこかしこにコバギボウシが盛んです。ツルニンジンは旬を過ぎて結実期に入っています。

面白いものを発見しました。といっても知らないのは私だけかもしれないが。

7月13日にはすべて結実したはずのトモエソウが、まるで放蕩息子が帰ってきたかのように黄色のつぼみを持ち、1cmほどの花が咲いています。新たな固体にではなく、果実の側に現れています。花の撮影はレンズの影に入って失敗ですが様子はわかります。明日改めて撮影します。

今日の出会い
05/08/18

昨日の撮影失敗のトモエソウの再撮影に出かけた。驚いたね、直径1cmの花はしぼんで、代わりに一夜にして直径4cmの花が1輪咲いていた。しかも、5枚あるべき花弁が4枚しかない。この花は中心から巴状の花弁が同じ床から出ている、1弁だけが落ちる仕組みになってはいない。突然変異で4枚になったのでしょう。これから咲き出すのが15輪もあります。2度咲きするんでしょうかね。

ヘクソカズラは日向では旬に突入、日陰ではこれからですね。にぎやかに咲いたのがありますが、雑然としていて、私の好みでは掲載したカットです。この花は非常に哀れですね。

人間にとことんと嫌われております。臭いばかりに糞カズラと命名され、それでも飽き足らず頭に屁までくっつけられてしまった。

イヌゴマ???ですが、あの一帯にあるのはすべて花輪は1座しかない。本来のイヌゴマは右のカットのとおりです。このあとの推移を見るべきですが、残念ながら明日から遅めの避暑としゃれますので確認できるかどうか。

信州の香りを配達
05/08/22

年に一度の旅行をワイフと兄妹猫とで信州で遅めの避暑としゃれ込んだ。ワイフは夏休みである。

目的は避暑ですが、私には天然ハナビラタケ狩りの目的もある。7月半ばと8月の頭の2度入山しての感想では不作という結論であった。この度も山の匂いから空振りに終わるだろうと予想して、ついた日の昼食を済ませてから亜高山植物の撮影に出かけた。毎年の7月8月にここへ来たときは天然ハナビラタケ一辺倒で、植物の撮影はほとんどしない、が、この度は肺ガンで苦しんでいる77歳のhn豊子さんを励ますショット探しを目的にした。

夏山の人波は消えただけでなく木々の緑もイエローにシフトしていた。突然来た者たちには見えないが、毎日見ていたり、この変化を見覚えているものにはお盆を過ぎた翌日から秋山に衣替えするのが見えるものです。昼間の気温は25度以下、夜間は16度前後、残暑のおりなのに朝方の日向ぼっこが気持ち良い。特に21日の日中はじっとしていると寒かった。

取材地点は、車山の北斜面を200m降りたエコーバレースキー場。

姫木平別荘地を抜けるとスキー場の中間地点、スキー場用の2千台は収容できる大駐車場、スキー場は車山の北隣りにある殿上山の頂上近くまで伸びている。スキー場ができる25年前のこの一帯は、車山、霧が峰東北端、殿上山とのくぼんだ地帯は亜高山植物の宝庫であった、が、今はその面影はない。霧が峰北端に通じる林道は施錠されて行き止まり。プロ用大型三脚(それしかないから)をかついで車山の頂上が見える位置に移動すると眼前にヤナギランが約20mにわたって一列で咲いていた。列のもっとも固まった一角をゲット。ヤナギランA。

咲いている場所は切りとおしのてっぺん。10m下に別の林道がある、そこからヤナギランAの裏側狙いをとヤナギランを傷めずに済む地点へと移動、左が霧が峰東北端、右がスキー場入り口、左から右へ低くなる。なんとそこには誰かが通った跡がある。跡をたどって3mほど降りたところに直径1mほどの大穴、左右に移動できず、3m上に引き返すとなんと私と同じ考えで右に弧を描く通った跡があった。同じ価値観を持ったものがおるもんですね。

Aの反対側がB。ヤナギランは2箇所で咲いていた。風景としてゲット。

↑画面上部の右画面の見えないところが女神湖


モンシロチョウに似た白い蝶がランデ・ブーしていた。そこへ1頭の黄色蝶がちょっかいしていた。白い1頭は立ち去り、ちょっかいかけられたのが黄色蝶と丁々発止している、立ち去った1頭はホバーリングしていて、こっちおいでよ、と呼んだのか、丁々発止していた白い蝶はその方向に飛び立ち去った。

この様子を私のしょうもないデジカメで捉えようとするのだが物にならない。そこで私の十八番が出た。

お〜い、モンシロチョウや〜い〜、こっち来て写真取らせてくれ〜。

不思議や、白い蝶が1頭、目の前の黄色い花に止まってくれた。この蝶もモンシロチョウもせっかちでせわしなく、そこでカメラを手持ち撮影に切り替え、かろうじて羽を広げたのがワンカットゲットできた。続いて黄色蝶がきた。これは一発でど真ん中に入れられた。大声で、ありがとう!を叫んで次に移る。

この手の小型蝶は危害を加えない限り人間の言葉を理解できるようです。皆さんも試されるといい、結構楽しめます。5月の平地で飛翔する黄色蝶はだめですが。

標高1300m地点ではツリフネソウが旬です。主体はピンク、次に白と黄色、私の目に付いたところでは、ピンクと白は同居するが、黄色は孤独を愛しているようです。


さて、撮影しながらはるか上の向こうに見える施錠されたゲートに向かうが、ここも誰かが通った跡があった。

久しぶりの風景と花たちの撮影でしたが満足のいく成果でした。

撮影データー
ファインダーがなく、暗く見えにくいモニターだけのデジカメでは意図どおりに中々仕上げられない。写真家に転向して40年、銀塩フィルム専門であったことと、TTL測光計は組み込まれていても仕上がったとき満足のイク仕上がりが望みにくい。フィルム乳剤番号(ポジフィルム「透過フィルム」)によっても仕上がりが違うし、現像所によっても違ってくる。それらを踏まえて希望に近い仕上がりをしてくれる現像所を決め、フィルムも同じ乳剤番号を年間使用分だけ一括購入して冷蔵庫で保存、撮影データーを細かく記しておく。好天の順光、逆光、46度横、真横、曇天、シャッタースピード、F値などを前後3段階で撮影、その撮影記録は財産です。他の撮影分野も同様にデーターを作る。データーブックの厚みで写真家としての位が決まったものでした。デジカメではその必要はなそうですが。

三脚を使用したときは必ず水平儀で水平をきちんと出しておきます。落ち着きのある作品に仕上がるからです。三脚使用時に見えにくいモニターもレフ(反射板・手ごろなボール紙にアルミホイルを貼り付けたもの)を使って反射光を当てます。人工的なバックライトとして与えれば見えにくいモニターも明るく見えます。

19日の撮影では蝶のカットのみ手持ち、当然モニターは使えないので40年間のキャリヤでこの辺だろうと感によりシッターしています。

13カットのデーター F値(絞り)5,6 シャッタースピード1/350前後

おまけ
私の目的地に行くのにルート254から142に移行したバイパス上に瀟洒なメアリーローズ英国庭園がある。結婚式場が主であるようですが、ここのランチが凄い。料金は¥1480円、肉か魚コースが選べて、サラダは生ハムとマグロの刺身入り、スープ、主料理にパンかご飯、コーヒーがつく。大食漢も満腹する量だ。
広い室内、ゆったりとしたテーブル、窓から見える田園風景は抜群だ。
   http://www.mary-rose-garden.com/access.html


も う 秋
05/08/31

20日以降めっきりと朝晩が涼しくなったね。ここ2、3日では昼間も30度にはなるが風が柔らかい。自生地も夏草が今だ健在の中、早や秋草が勢いを増しています。

自生地の通路辺りにあったガガイモが消えて久しいが、荒川の土手から東側500m付近の空き地では垣根に抱きついたようにガガイモは群楽していた。

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