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02年度
冬眠中の移り変わり

ここはサクラソウを研究される方のために昨年から現在までの推移と
学者らの独りよがりの弊害などをまとめたものです

廿一世紀元年は異常気象の一年でした。3月10日までは厳冬、2月の雪以後は
雨無しが続き、3月26日には9分咲きの桜の花が散り行くのではないかと心配
した降雨があって、さらに29日、31日の雨と雪と続きますが、サクラソウに
とって大事な発芽時期に降らないこともあって加えて4月10日頃までの低温で
成長が遅れ、花柄も小さく、4月26日あたりでは早々とノウルシやオギ(荻)
に隠れゴールデンウィークでは来訪者をがっかりさせる状態でした。

夏は猛暑と雨無し、長野県の白樺湖周辺では有史以来枯れることのない沢が枯れ、
水無し滝が続出、8月と9月に1個ずつ台風の来襲で甚大な被害が各地で続出、
秋の味覚である天然キノコの生育も悪く、キノコ狩りの人達をがっかりさせた。

10月に入ってほぼ例年どおりですが、10月末から気温が上がり、11月10日夜か
ら12日にかけて降り続いた雨で、通常はサッカー場もどきの県立秋ヶ瀬公園の
人工池が11月としては何十年ぶりで満々と池としての体面を保った。
↓写真、中と右。
11月だというのに4月の花のホトケノザが花盛り。写真左

立秋ヶ瀬公園には見事に紅葉する樹木が少ないのですが、それでも11月28日
現在早々と終息に入りました。例年より20日ほど早い。

11月26日から気温が急激に下がる。近年では11月は寒く、12月が暖かいのであるが
寒い12月であった。12月半ばには各地で天然雪によるスキー場開きがあって、同時
に寒波と猛吹雪を呼び込んだ。暮れの帰省客の足を奪う猛吹雪が東北地方と北海道で
続出した。

寒波も1/8頃から息切れして日当たりの良い土手などでは春告花オオイヌノフグリ
が大輪で咲き出しています。旬の花よりは4割方大きい。昨年のアマナも群落して
いるところでは花柄は小さく、単独または2、3本だけのところでは5割り増しで
あったことと理屈は同じなんでしょうね。写真左。

ホトケノザも負けじと可憐な花をつけた。11月に咲いて、1月にも咲き出していま
すが本来は4月の花なんですが、これでいいんでしょうかね。写真右。

 

高い気温が続いて1月21日では春の大荒らしに見回れました。15時頃からの約30
分間、風速20Mに乗った雨粒が我が家の南側窓ガラスを叩き割ろうと無駄な努力を
していました。取れるヘソはないかと雷さまがウロウロ。お蔭様で埃りっぽい町並
みがピカピカです。後日、市役所で聴いた話では、その時間に荒川河川敷から野茂
が市役所をまたいで5キロほど韋駄天のように駆け抜けたそうです。駆け抜けた後
では屋根が消えた家屋が何軒も出たそうです。

春のあらし第2弾は1/26〜27暴風雨で思いっきり舞踏会を演じてくれました。
小雨→雪→霙暴風雨、賑やかでした。

サクラソウ自生地ではサクラソウ達のための準備作業が始まりました。

ここに写っている主体はオギ(荻)ですが、葦やススキも混在しています。3M近
い背丈が自生地の四分の三を占拠しています。業者に委託して刈り払い機で10日
ほどかかって刈り取っているのですが莫大な経費がかかります。平成10年までは
野焼きでした。野焼きをやめたのは大学のえらい先生様が、野焼きでは昆虫を殺し
植生に良くない、という素人のような御託宣に科学者ではない市文化財保護課が抗
し切れずに刈り払いにしたものです。野焼きでは昆虫や植生に良くないというので
あれば、全国各地で野焼きが盛んですが、それは植生に良いということから行われ
ています。それとの整合性はどうなんでしょうね。

多分、そういうえらい先生様は炎や熱は下降するものだと認識しているようです。
野焼き直後でも地中10cmのところでは冷たいままです。地表で冬眠する昆虫は
いないのですから、熱害はありません。たまたま、昆虫の殻があったところ、この
ように死滅しているとの御託宣があったそうな。昆虫が脱皮した残骸も知らぬげに。
どだい、地表で冬眠しようものなら、それこそ凍死は間違いない。そういうえらい
先生様は地表で冬眠するんでしょうね。

このえらい先生様の野焼きでは昆虫や植生に良くないが事実であれば長野県の美ヶ
原高原や霧が峰高原、車山高原ではイベントとしての野焼きがあって、しかも例年
アブラムシがニッコウキスゲに群がって気持ちの悪いものである。そのことから見
ても野焼きで昆虫が死滅することにはならないし、大事なことはそのえらい先生様
らは根拠としての証拠を出していないのである。

自生地のサクラソウについて幾人かの大学教授らは自生地に一歩も足を踏み入れる
ことはなく、他人の文献を盗用して己の独り善がりの誤った意見をつけるに過ぎず、
当然ながら泥塗れに汗もかいていません。よしんば自生地に来ることがあっても物
見遊山のように素通りするに過ぎない。それでいて適当に書けばお金になるのだか
ら良い商売だ。昨年もあれが何々大学の教授だよと言われたのを観察していたとこ
ろ、案の定、物見遊山でしたね。その中で紹介されたある教授に、以上の苦情をぶ
つけたら、そそくさに立ち去りました。

ここで声を大にして言いたいのは、磯田洋二先生の態度です。40有余年、自生地
を調査されているのですから、サクラソウに関しては磯田洋二先生をおいて他には
いないサクラソウの大家ですから、遠慮なくご自分の意見を吐いて欲しい。どうも
先生は奥床しいというか謙虚というか肩書きに逆らうとしないのである。昨年のシ
ーズンが過ぎても自生地で調査に励んでいる先生に仕掛けてみたのですが肩書きに
遠慮している風情でした。磯田先生は大学教授ではないが、以上であるのだ。卑下
することなく胸を張って欲しい。

重ねて言う。馬鹿教授らの妄言のために市民の血税を無駄使いしてはならない。
野焼きであれば一日で終わる。野焼きでは昆虫や植生に良くないのであれば、平成
10年までは野焼きでしたから自生地のサクラソウは死滅していなければならない
であろう。それどころか昭和46年の約50倍にサクラソウは増えていた。それを
一昨年知ることができたからこそ私は自生地に戻ったのである。そしてその事実を
世界にリアルタイムで昨年からネットを通じて発信したのである。


2月です

昼間がだいぶ長くなりました。日差しも日増しに強くなってきました。昨年は厳寒でしたが
2/7現在暖かい日が続いております。自生地内の刈り払いは終わって清掃の真っ最中。

清掃に関わっているご婦人達が言うには、肥料になるから取りきるな、という指示が出て
いるそうです。肥料になるまで何年かかる?昨年まで文化財保護課の前々、前担当者は
吐き捨てるように話しています。右の写真が清掃終了です。

刈り払いに切り替えたのが平成11年、その年の分は腐らず今も残っています。過去3年
分の残骸が右の写真の姿のまま残っているのです。発芽したサクラソウがこの残骸の隙
間を曲りくねって地表に出るもので すからきりっとした成長は得られません。

ライターの長さは8cm。3年分の堆積が8cmにもなるということです。
これが腐敗するのに何年かかるか。サクラソウは土を押しのけただけ
では世に出られません。
8cmも堆積した残骸を押しのけなければなりません。昆虫による交配
がないの、根からの発芽だけでは30年後に死滅するだの、という前に、
サクラソウが体裁を整えるのに
精力を無駄に消費していますから、この
弊害の方が死滅が早い。現に、平成12年の勢いが同13年では半分
以下であった(異常気象を差し引いたとしても)ことを見ても11年、12
年の2年間で刈り払いの弊害が出たと心配する方が先決でしょう。

昨年にもまして不逞な輩が横行している。7日に2個所の不法投棄ゴミが8日には1個所増えた。

写真右は不法投棄は罰せられるとある。


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