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サクラソウ 3月


 3月の目次 
 02/3/4 
 02/3/7 
 大変で〜す 
 自生サクラソウの保護 
 02/3/12  
 サクラソウとオギと水の関係

 さいたま市で桜が開花しました 
 サクラソウが開花しました 
  少しだけ賑やかに  
 午前11時頃から狂風荒らし 
 さくら草公園の桜は満開 

 恵みの雨
 本日は花見日和   
 早オギが生長    
 小ぶりサクラソウの原因?   
 見頃は4月5日〜10日に

  3月の最終日に雷公が大暴れ

02/3/4

今年の暖冬傾向は1月半ばのひまわり衛星の全球画像で気付きました。寒気(薄いもやに見える)が昨年のように南下せず、北海道から北東へ流れていました。ここを再開した2日後の2/10に我が庭とは言えない空間にあるチンチョウゲが開花しています。1ヶ月早い。

2/13以来、PCの故障と家内のインフルエンザなどで自生地への訪問は途絶えておりました。本3/4、自生地を訪問して驚きました。自生地内が青々です。しかも、サクラソウが5cmほどに延びています。居合わしていました磯田先生とさいたま市文化財保護課の木島さんが言うには、2/13には、中央通路右入り口にある記念碑前で2cmほど芽を出していたそうです。例年より1ヶ月は早い。ノウルシも15cmになっていました。  

今年はびっくりするほどの暖冬ですが、空の散水車も適宜に程よく散水していますのでサクラソウの出来は良いと思います。ただし、1ヶ月早く芽を出している上に高気温ですから4/15頃にはノウルシやオギの中にサクラソウは隠れてしまう恐れもあります。自生地へご訪問なさる方々のためにリアルタイムで状況を発信しますので予定を早めにしてください。

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02/3/7

本年の気候が1ヶ月進んでいることを柳の画像で確かめます 

13に芽吹いた記念碑前
育ちが悪い
2/20に芽を出しているが
良く育っている
グリンはノウルシ
黄色はオギの群落跡

本年の自生地内はアマナの大群落です。昨年群落していたホトケノザは姿も見えない。一方、日当たりの良い土手や県立秋ヶ瀬公園内の北風のこない日当たりの良い場所ではアマナもホトケノザも賑わっていた。   

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02/3/10

大変で〜す

3日前より自生地の緑が広がりました。中央十字路から西に少し行きますとアマナがやっと蕾を持ち、開花寸前のものも2、3ありまして、柵の近くにないかと東へ移動しているうちに中央通路入り口あたりに二人連れがカメラ片手に何やら長い時間かかけているのが目に留まり、近寄ろうとしているところへ二人連れが来訪者に質問されていました。

私も図々しく話の輪に割って入ります。二人連れのうち一人は40才台後半、もう一人は20才台の若者。主に年配者の方が説明していまして、具体的にして専門的に解説しています。通常の知ったかぶりと違いますので身上調査をはじめたところ、私は内心青くなりました。

前のページで――その中で紹介されたある教授に、以上の苦情をぶつけたら、そそくさに立ち去りました――まさにその教授です。

埼玉大学教授・理学博士・佐々木寧氏でした。あんな失礼な態度を詫び、快く私の意見も聴き、教授も貴重な意見を披露していただいたものです。たまたま磯田先生との会話で疑問がありましたので、その点を中心に教授は嫌がりもせずに研究者としての意見を述べられました。世の中は広いようで狭いものですね。もう少し自重しないと表にも行けなくなりますね。桑原桑原。

ノウルシは20cmに伸び頭頂は
黄色くなりました 70〜80cmに
なりますと頭頂に花が咲きます

ねぎのように見えるのがアマナ
ヒマラヤスギのような形のものが
サクラソウ
オオイヌノヒグリはみずみずしく
美しく見える最盛期のようです

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02/3/11

自生サクラソウの保護は何のために

磯田先生と3/4にお会いしたとき、こんなに早くサクラソウが出てきたのでは4月半ばで終わってしまいますね、という私の言葉に磯田先生は、大丈夫だよ6月頃まで花はありますから、とおっしゃられました。

たしかに6月頃まで薮を掻き分ければ、そこかしこにバラバラとサクラソウは咲いています。つまり、磯田先生や他の関係者達は学術的にサクラソウを捉えているということです。

それで良いんだろうか。保護とは研究者のためであって一般に見せる必要はないのであれば保護する価値はないと考えます。保護とは、あの素晴らしさを何年でも観賞できるようにが目的でなければならないと考えます。観賞とは見えることが前提ですから、あっという間に、ノウルシやオギ(荻)の中に隠れてしまう自生地の形態では自慢できたものではないと考えます。

佐々木教授にもこのことを話したところ、ここは元々湿地帯であったのが乾燥が進んで他の植物の繁茂を許してしまったという見解でした。ある程度の水の補給としては、上流側にある駐車場は必要なく、あそこを池にすればいい、さらに上流にある志木街道の土手は結構保水性が高く、じわじわと染み出てくるものです、ここが湿地帯に近ずくことができれはオギ等は生存できなくなるはず、駐車場は川向こうにある水上公園の広大な駐車場を利用させ、川に架橋してこれるようにすればいいのですがね、とも申されました。

どっちにしても、人々は美しく可憐なサクラソウが花咲く全期間中、観賞できることを望むのですから、それを満たしつつ、かつ、未来永劫に保護する技術はないはずはないと思うのですがね。

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02/3/12

今日は20度を超えました。シャツ姿で自生地や秋ヶ瀬公園内を散策している人々を沢山見かけました。カキドウシが早々と寄り添うように咲き出しています。それに引き換え、サクラソウは2月半ばに芽を出していながら2cmも延びていません。一雨もふた雨も欲しいですね。2月27日頃の小雨以来雨無しです。

この調子ですと、ノウルシやオギ、他の野草が昨年同様にサクラソウより後から芽を出していながら追い越す恐れが出てきました。

昨年は3/16に確認して、4/2に開花していました。通年での芽を出してから開花までの日数のデーターがありません。昨年は3/10まで寒波に押さえられたせいもあってデーターになり得ませんが、18日でした。それにしたがえばすでに開花してもいいはずですが、28日経過しているというのに、昨年の3/16と同じ状態が延々と続いています。今の状態が正常なのでしょうかね。来年である程度のことが分かると思います。 

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02/3/14

サクラソウとオギと水の関係を検証及び保護条件の緩和

荒川河川敷やサクラソウ自生地などは、昔は湿地帯であった、市街化が進んで現在は乾燥してサクラソウにとって環境が悪くなったと良く言われます。佐々木教授は、上流側にあるサクラソウ公園駐車場をなくして溜め池にすると良い、そうすればオギの生育が悪くなる(私の聴き違いかもしれない)ということであった。

何もかもずぶの素人でありますが、この説には疑問を抱かざるを得ません。湿地帯であった場合、サクラソウは生きられるか、オギの生育が悪くなるのだろうかと。県立秋ヶ瀬公園には現在も湿地帯や沼が散在しています。そこでは前記仮説をせせら笑うかのような実体があります。

↓3カットの写真を見てください。県立秋ヶ瀬公園の中央に位置し、広さは東京ドームの4個分ほどの人工池?です。普段、水っ気はありませんが、大雨があればたちどころに池に変身します。ところが、ご覧のようにオギヶ原です。オギは水草的なのでしょうね。年がら年中乾いているからオギが繁茂するんだよ、という向きもいるでしょう。

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年がら年中乾いているからオギが繁茂すると考える向きには↑左2カットをどのように説明するのでしょうか。 この一帯は県立秋ヶ瀬公園の最北端、浦所線の羽倉橋真下にあって年中枯れることのない自然池です。水をたたえる自然池は他に5面が周辺に散在しています。繁茂しているのはこの2面だけです。写真右は写真土手下の真正面8mの道路を隔てた南側にあります。

写真左2カットだけオギが繁茂したのは水深にあると思われます。見たところ水深は30センチそこそこです。一方、繁茂しない池の水深は1m前後はあるかと思われます。適度の湿りではオギの繁殖を止められない実例です。

およそ25年ほど前の羽倉橋は冠水橋でした。雨が降れば通行止めになります。当時からこの一帯には現在の池がすでにありました。ですので道幅の広い土盛りした部分から滲み出したから池ができたわけではありません。佐々木教授もここを観察していれば、駐車場を池に変える案は消えるのではないかな。

  

保水性を考えれば、良質の粘土層を利用すれば1.5mは掘り下げる必要があるでしょう。まさか、水面と地表が同じという訳にはいかないでしょう。右の写真の場合、水面から地表まで80cmあります。

水圧が強ければ水は地表に上昇するでしょうが、通常は蒸発するか地中で低い方に流れるでしょう。ということは溜め水を散水しない限り、地表を潤すことは考えにくいのではないか。駐車場を潰して溜め池にする案は机上の空論という外ありません。

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画像を通じて見てきましたように水の性質や、日当たりのいい平原または水深30cm以内にしかオギは生えないことが実証されました。したがいまして、オギ退治に水を利用するのは不可能かと思われます。

一方、サクラソウが湿地帯植物であるというのは遠い昔のことであって、現在では自生地の環境に順応しているといえましょう。荒川流域から野生サクラソウが消えたのは自然界のなりゆきではなく、人間のエゴで消滅させたに外ありません。美しいからと採取され尽くされ、あるいは食糧難時代の食料増産のために開墾され尽くされたともいわれております。

ということで、サクラソウにまつわる科学的な話らしきものは、そのどれもが推測の域を出ないものと考えます。あれこれもっともなことでも言わなければ関係者は飯が食えませんからね。なぜなら、自生地の周りをゴミ捨て場にしない、採取しない、食糧増産のために開墾しなければサクラソウは環境に順応し自己変革を遂げて生き続ける、自生地は証明したからです。

問題は保護目的です。誰のために、何のために、単にそこにサクラソウが延々と生き長らえるだけの保護では意味をなしません。人々が咲いている期間を通じて観賞できるからこそ保護するのでなければです。そのためには人為的に手を入れるのもやむをえないでしょう。

サクラソウを観賞する意味において、繁茂しすぎているノウルシやオギの間伐または完全除去も視野に入れるべきでしょう。特別天然記念物の保護条件の緩和が急務です。
無頼漢の戯言です。ご勘弁を。

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02/3/15

さいたま市で桜が開花しました

さいたま市武蔵浦和駅北詰の桜並木で昨年より6日早く桜が咲きました
ここは毎年一番先に咲き出す癖のある木です

左は西向きで 右は東向きで 3時間でこの違い

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今朝8時前後、さいたま市では暴風雨が約20分間吹き荒れた。アチコチに水溜まりができましたが、すぐに乾いてしまいました。10時前、西の空は真っ黒ですが、ひまわり画像では間もなく雲が切れる絵ですので自生地に出かけることにしました。↑の桜は我が家から70m先にあるもの、毎日開花の瞬間を確認していたものです。

自生地では、品川から見えられた美しい5人のご婦人が探索中であった。美しい野の花愛好家達だけあって花に負けず全員絶世の美人でありました。そして実に詳しい。

今朝の暴風雨は、1K走った後のひと口の水程度であった。サクラソウの成長は遅遅としている、私の説明を聞いた品川の美人連いわく「結局最後はつじつまが合うのよね」これでは昨年の二の舞いになりかねません。サクラソウが潤う前に他の花々が先を越すかもしれない。

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02/3/18

サクラソウが開花しました

開花が4月になると心配したのは余計でした。そして今度は、この陽気が続けば3月下旬にはノウルシらの中に埋もれやしないかと心配になります。結局のところ芽を出してから開花まで34日間かかったことになります。

品川の美人連さん、見ていますか? 4月14日の来訪予定を1週間早めてください。

昨年は4/2に開花して4/26にはノウルシやオギの中に埋もれてお終いでした。

開花から24日間でしたので、これでいきますと4月10日には埋もれているかもしれません。見頃は3月下旬となりましょうか。ご来訪予定のある方は予定を早めて〜。

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02/3/20

少しだけ賑やかに

陽気に誘われて散策する人々が増えました。サクラソウも少しだけ賑やかです。

↓サクラソウが開花したゾーンの3カットのうちの右カットは柵から2.5M先ですので客寄せにはもってこいの勢いになりました。↓左。

揃いのナス紺で決めたカッコイイ老夫婦に本日も出しゃばって勝手にガイド役をはじめました。その他次から次へです。その中に50才前半のカップルに口角あわ飛ばして熱弁を振るいましたが、ご婦人の顔に見覚えがあるよう気がしてなりません。自生地内のアマナも豪華になったこと、1ブロックの中央にノウルシの陰からサクラソウのグループが見え隠れしていることなどを約10分ほどまくしたてたとき、青木さんですか?ご婦人が問いかけました。何のことはない、拙宅の1ブロック裏の、しかも、幼稚園で娘のクラスメートのご両親ではないか。お互い隣組でありながら、めったに顔を合してないこともあるのですが、私のボケぶりは危険信号です。
それにしてもあの奥方、人が悪い。

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02/3/21

午前11時頃から狂風荒らし

21日 09:30分頃 レンズの許容範囲外のためトリミングした

お彼岸の中日とあって9時頃にはかなりの来訪者がおりました。
昨夕から気温が少し下がったためか、つぼみを持つサクラソウはそれほど増えません。すでに咲いた株中心に開花数が増えた程度でした。

若い男性が35ミリフィルムカメラを三脚に固定したまま物色しています。若さとカメラの雰囲気から「デジカメ?」と声をかけたところ、あたり、でした。ニコンの60数万円もするものです。私も関心があるので色々と御教授いただきました。操作上その他、フィルムカメラと変わりません。必要サイズのレンズを揃えますと120万円になりますが、これでしたらカッカ来ることはなくなりますね。老夫婦がともにホームビデオで撮影している姿はカキドウシを思い浮かべます。

午後から所用がありまして自生地を10時ちょっと過ぎに立ち去りました。撮影データーをパソコンで編集していたところものすごい風荒らしです。今朝のひまわりの映像で予測はしていましたが、これほど早くに、しかも、狂風がくるとは。益々風は強くなって正午頃では巻き上げられた埃で「霧のロンドン」もどきでした。今夜は雨になるだろうか。ひと雨ほしいのですが、それが他の草の成長を促進させる恐れが大です。
本年のサクラソウの見頃は月末で間違いはないでしょう。当サイトに注目。

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02/3/22

さくら草公園の桜は満開

昨日の狂風?荒らし?にもめげずさくら草公園の桜は満開です。明23の土曜日は花見客でおお賑わいになるでしょう。一方サクラソウはボチボチと各ブロックの中央で、ノウルシにじゃまされながら咲いています。右カットは18日の開花のところで載せましたものですが3、4倍に増えました。ノウルシも鮮やかに。↓← 
地元の方と出会うのはめったにないのに本日は二組も   
前の組がいうには平成12年はピンクの絨毯だった  私が
見たものと同じ  私はそれでインターネットで発信するきっかけに

←もすぐ側の住人ですお願いしてネットに   夜8時にUPすると
伝えましたがタイムオーバー

親孝行息子がお母さんをここへ案内した→

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02/3/23

恵みの雨

昨夜来の雨は2月27日以来の恵みの雨です。ですが、花見を準備した方々には恨みの雨でしたね。すっきりせず、午前中は時々パラパラ、午前11:30、持参した寒暖計では10度でした。ひまわりの画像では前線は南に下がったのですが、寒気らしきものが西にありますので、関東南部に北東気流が流れ込んで雲が取れにくく寒々とした1日でした。明日は良い天気になると思いますが、インド洋から延びた幅広い雲が近づいていますので天気は長続きするのでしょうか。
16:20頃、太陽がやっと顔を出したので西の空を見ますと快晴でした。

雨と10度という低温でサクラソウの花は縮こまって震えています。ノウルシは元気です。昨日つぼみが膨らんだサクラソウもそのままじっとしていました。

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02/3/24

本日は花見日和

夜の雨と日中の低温で縮こまっていたサクラソウは、薄曇りながら柔らかい陽光を受けて元気になるかと期待しましたが、本日も気温は昨日ほどではないが、低温でしたのでしゃきっとしません。目で見える範囲ではだいぶピンクの花が見えるようになりましたが、来て良かったと思わせるには至りません。
それにしても本年も昨年同様、葉丈は低い。花も小さい。
昨年は3月10日まで極寒のためと納得したのですが、
暖冬の今年も同じでは、原因はどうもオギの刈り払いに
あると考えます。ようやく地表に芽を出しても、8cmにも
積もったオギの残骸を押しのけた時点で、エネルギーを
消費しきったためにエネルギー不足により成長が止まっ
たからではないか。どれほど葉丈が低いかを丈8cmの
100円ライターで比較しました。

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02/3/26

早オギが生長

本日は時々霧雨が落ちるどんよりとした1日でした。22夜の雨以来連日低温が続いています。昨日まではそれでも日中は薄日もさしてはいますが、最高気温が13度では、サクラソウも花穂を出し渋っています。それに引き換え雑草は適当な湿りをおいしそうに召し上がったか、オギなどは2日ほどで30cmに伸びたりしています。この分ですと私の予想通り4月10日過ぎにはサクラソウを見せなくする、オギのカーテンが出来上がるでしょう。

24日分の転送をしたところ、ある画像1カットがエラーと表示されました。2分前のことも思い出せない今日このごろですから、慌てふためいて色々といじっているのですがうまくいきません。画像が9カットあるのですが、それらを削除しても画像1カットのエラー表示は相変わらずです。それであきらめてフォルダを見ますと容量オーバーでした。さじを投げて、ほっといたところ、本日友人から24日分は尻切れトンボだがとメールが届いた。そんなあ、UPしていないのに24日分がある訳ないとはじめてページを開いたらたしかに尻切れトンボでした。不思議なこともあるのですね。エラー表示しているのですから転送はないはずなのに。

ま、別のURLを利用すれば解決するのですが、3月の途中で切りが悪いので解像度を落としてすべての画像を編集し直しました。絵柄が小さくなっております。後5日ですので倹約して参ります。

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02/3/27

小ぶりサクラソウの原因?

昨26日の時々の霧雨と本27日の本格的な雨で散り行く桜花や哀れ今年の桜は有史以来の早い開花といわれましたが、華やかなのはたった2日間咲き出すのも散り行くのも新記録かな

哀れといえばサクラソウはもっともっと哀れといえそうです。平成12年、自生地直近の志木街道(標高およそ15M)を通りかかったとき、眼下のサクラソウ自生地はピンクの絨毯でした。私が自生地から離れた昭和46年以前に比べて約50倍の見事なものでした。この年のことについて、22日に出会いました自生地から1k先に住まわれているご婦人達も同じように感嘆詞を発しています。

このページを昨年もご覧になった方でしたら、昨年は葉丈が低い、花も小さいという私の嘆きを覚えていると思います。そして今年も嘆き節が入りました。昨年は漠然とした嘆きですが、本年はその実態を画像で示そうと張り切っております。

昨年は毎度いっているように3/10までは極寒でした。その上2月初旬の雨以来3/26まで雨無しであったからサクラソウは小ぶりだったと思い込んでおりましたが暖冬の今年も今のところ小ぶりのまま花が咲いていることから気候のせいではないと考えるようになりました。では、原因はなにか。

昭和34年(1959)から平成10年(1998)まで自生地では毎年の2月に野焼きをしていました。それが平成11年(1999)から刈り払いに移行しています。その理由は、いにしえより自然の状態で今日まで来ていたのですから、野焼きでは生態系破壊につながり、やがてサクラソウが失せる恐れがあるという大学教授らの意見からでした。

中には、野焼きによって昆虫が死滅すると言うのもあったそうです。昆虫による交配がなければ30年でサクラソウが死滅すると断言した著名な教授(故人)がいたそうです。その説でいくと約38年間、野焼きできているんですから自生地にサクラソウがあるのはおかしなことになります。しかも、平成12年以前のことは分かりませんが、少なくとも平成12年の素晴らしさから見れば、昭和47年以降にサクラソウは江戸時代に近づいたのではないか。

それが昨年と本年に限っては丈が低い、花が小さいのは故人となった教授の予言が的中し出したのか? 30年という予想が伸びたとも思えません。野焼きを止めて2年目までは昭和46年の約50倍に増えているのですから、突然、衰退したとは考えられません。もし衰退が事実であればその接点は野焼きから刈り払いに移行したからではないか。その辺を写真で見ましょう。

写真左は刈り払いの残骸を肥料のために取りきるなと厳命が出ていたという。
写真中はどれほど積もっているかを丈8cmの100円ライターで計測した。
写真右は花を持った株の葉丈が100円ライターより低いことを示しています。

サクラソウが苦労して地表に芽を出しました。ところが、その上に、合計4年分の残骸がのしかかっています。サクラソウとしてはあきらめるわけにはいかないから必死で隙間を探して太陽が拝めるところまでくねくねしながら、生長します。8cmの残骸の上へ這い上がってはじめて葉が生長します。この努力のエネルギー消費は大変だったでしょう。地表から残骸の表面までの区間ではもやしのような細い茎になります。栄養補給に長く細い弱々しい茎が補給路では、エネルギーの大半も消費していますから元気の良いサクラソウに育つはずはないと思います。

野焼きから刈り払いに移行してからの2年間はまだ余力があったと思います。3年目ともなりますと堆積量も増え、加えて3/10まで極寒、そこに寒暖の繰り返しに成長が止まって華やかな生涯を得られずにノウルシやオギの陰に押しやられた。

刈り払いに移行してから4年目の今年は、4年分の堆積量8cmとの格闘で体力が疲弊して低い葉丈、小さい花びらに相成ったと考える方が正しいような気がします。

このように考えるには次の理由があります。
花を咲かせた株はそこで一生を終えるといいます。およそ総株数の3割弱が花を咲かせるといわれています。残り7割の株は健全な生長無しに翌年に引き継がれます。弱々しい世代として世に出たところで堆積物との格闘で年々弱っていくのではないかと思われす。これらを確認するには後2年、刈り払いの結果を見た上で、刈り払いにかかった年数だけ野焼きに戻して様子を見れば結論が出るのではないでしょうか。素人考えではありますが…

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02/3/28

見頃は4月5日〜10日に修正

本日は快晴でした。喜ぶべきですが、午前10時頃から8M前後の冷たい北風が吹き出していました。午前11時半頃では気温が12度しかありません。22日の雨以来、連日気温が10度から12、3度です。サクラソウはそれで成長が止まり、気温に影響されない他の草は明るい陽光を受けて育ち出しています。気温がこのまま推移すれば見頃は2、3日先になるかも知れません。

とはいっても、そこかしこにサクラソウが咲いています。ただし、来て良かったとまではいきませんが。ノウルシもなく、他の草も目立たない個所が随所にありますが、そこでのサクラソウはつぼみを出し渋っております。渋っているグループが立ち上がれば自生地全体が見渡せなくても満足を与えてくれます。
本日の画像は肉眼で見える範囲を集めました。

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02/3/31

3月の最終日に雷公が大暴れ

29日の雨は県立秋ヶ瀬公園内の空池を7分目まで注水してくれました。本30日は快晴ですが、8mほどの北風が一日中吹き荒れました。↓のカットは高速シャッターでも留め切れないため、シャープ機能を施しましたのでざらついて見えますが、サクラソウも所によっては、このように見えるようになっております。

4月の第1週は期待を裏切らないと思います。どうぞおいでください。ホームページが許容範囲を超えましたので50MBに増量しました。

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