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サクラソウの顔 顔 顔

↑のカットは昭和42年に撮影したものです。私が勝手にナデシコと名づけています。珍品中の珍品です。柵から手が届く位置に5株ほどが固まっていました。当時、ボランティアで管理していました梶山さんにも探して頂きましたが、他にはありません。

それが翌43年のシーズン終了後に忽然と消えたのです。もちろん盗堀です。業者としてはよだれが出るほどの珍品ですからね。

以来、盗人はプロだろうと考え、製品化され市場に出た暁にはとっちめようとアンテナを張り巡らしていましたが、対象が野生のキノコに移り、いつしか記憶から消えていました。それがなんと、埼玉県内のあるご婦人のHPで「桜草(4月18日)」でお友達のお家にあったものとして紹介されているではないか。繁殖に成功していたんですね。

こうなったら、すでに30年以上経過して時効ですが、HPにある被写体のルーツに関係した方は、そっと故郷の目立たない場所に戻して欲しい。あるいはルーツに関係はないが、同様の固体を所持する業者さんにもご協力お願いします。
そして、その際、戻した場所の確認のために連絡して欲しい。

"NEW"
↑の呼び掛けに対して、拉致された娘の末裔をホームページで紹介しました方と末裔を撮影させました方が恐縮してお二人でルーツ探しにお力をお貸し頂きました。が、事情が事情ですので分けてくれた先で行き止まりです。

そこで撮影をさせた方から、株分けして古さとに帰したいと申し入れがありました。うれしいですね。夜陰に紛れて拉致するものもいれば、関わりがないのにたまたまその末裔を持っていただけなのに善意で故郷返しを申し入れる、世の中もまだ捨てたものでないですね。

そこで本4月23日、さいたま市文化財保護課に善意の話を持っていったところ、ノーという答えでした。理由は次のとおりです。

たとえ、DNAが同じでも出戻りは不可、32年も経過していますので他の血が混じっているので純潔を守る意味からです。善意の方には感謝します、そして大事に育ててくださいということでした。

純潔、自生地は純潔を守るのに苦労しているのでした。という次第ですのでお二人にはご迷惑をおかけしました。お詫びとともにお礼申し上げます。来年も、いえ、ずーーーっと美しい姿を見せてください。ありがとうございました。

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自生地へ訪れました皆さんは、一面がピンクになっているものと想像してこられるのですが、現実は想像と違い、がっかりしたのと重なってか、一瞥するだけで立ち去ります。サクラソウには色々な表情がありますので、その表情を見分ける楽しみ方もあります。できるだけ似たようなのを揃えてみました。

●色の濃淡 ●花びらの形の違い ●花びらの中心にある白い縁取りの違い ●花びらのクビレの違い ●1弁の中心の割れ方の違い・浅い・深い・広い・狭い ●花弁にある血管風線条のある無し ●花弁の数 ●花穂の形 
今悔やんでいるのは、以上のことを道しるべとすることに気が回らなかったことです。来年は道しるべのページを用意します。

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