次へ  もどる    04年トップページ     


サクラソウ 3月
青字は自生地地表温度 赤字は公式発表 

2分前のことも思い出せない状況が続いています 
従いまして時々書き足しています


下手な画像でも著作権は存在します 無断使用は厳禁です
拙文も著作人格権(氏名表示権)の無視は厳禁です


04/03/01

早や3月に

夜間は7度前後 10時自生地4度(3.4度) 小雨後曇り
東の風
2m(10時現在)

早いですね、もう3月です。これでは今年も早く年を取りそうだ。否、もったいないから やっと3月です、にしましょう。

ここのところ、西の方で降っている雨は箱根の山を越えられなかったが、本朝9時にようやく雨らしきが落ちていた。10時現在くたびれたのか雨のやつ休みに入った。降雨量0.5ミリ。

小雨の中を久しぶりで自生地へ。サクラソウはあらかた発芽していた。東の風が弱いとはいえ冷たく、そそくさと引き上げた。

04/03/02

町内では木蓮も優雅な姿を見せ始めた

最低気温0.2度 11時自生地8度(5.1度) 曇り
東南東の風
2m 最高気温8.5度

今日も冷たい。最も昨年の3/5では−3度で発芽したサクラソウがすべて凍傷にかかっていますから驚くにはあたらないが。サクラソウは自生地の70%ほどに発芽しています。↓のアマナとサクラソウの固体は4cmほどに。あの分ですと1週間ほどでつぼみをつけるでしょう。

案内板の前にうら若き乙女が手帳に書き込んでいる。先に紹介しました受験中のお嬢さんかと思い、声をかけたが違った。国土省の委託を受けた会社の職員さんでサクラソウについての取材に見えられたとのこと。前提知識もなく、ようやく発芽した程度の様子を見ても記事にならないだろうと、私のでしゃばりの持病が出てしまった。

ガイドめいた中で鷲谷いずみ博士の話しに及んだところ、有名な方ですねと知っておられた。さらに、生井兵冶氏に移ったところ、大学教授ですね、同じ大学でしたから、才媛でした。そこで実地条件を知ってもらうと自生地からさくらそう公園、秋が瀬公園、中央土手と水路をさえぎる壁土手など見てもらって、ここまでの記述を駆け足で語り別れた。充実した記事を期待す。

04/03/04

雨に見放された自生地

最低気温1.6度 12時自生地12度(9度) 快晴 微風 最高気温10度

2月後半からいくつもの雲の帯が通り過ぎるが、税金を払っていないのか空の給水車から唾ひとつ落ちてこない。ま、サクラソウはこんなことぐらい織り込んでいるからびくともせずに元気だ。
第2陣ブロックはおよそ80%ほど発芽が進んでいる。   

燦々と輝く太陽に風もなく気持ちのいいお昼でした。軽装でこられたご夫婦を発見、2月12日にご紹介した恰好のいい熟年ご夫婦がともに双眼鏡で鳥達を観察している。うれしくて思わず声をかけたそのご夫婦でした。いいですね、ご年配のご夫婦が連れ合って探鳥に出かけるのは。ネットに載せる了解を得てシャッター。                          

ただ今14時半、天気が怪しくなってきた。降るなら思い切って降れ、降らんなら好天であれ


04/03/05

本年も3月5日に−3度

最低気温3.0度 11時自生地13度(9度) 快晴
西南の風6m
(3m) 最高気温11.4度

昨年の5日同様に−3度でした。すわ!凍傷?と自生地へ。無事でした。なぜだろうと本日のデーターを見ると−3度は瞬間であったために助かったようです。昨年度と比較しましょう。
  時間     04年度     03年度  
0.1 −1.9
0.6 −2.5
−1.1 −3.1
−2.0 −2.6
−3.0 −2.9
−1.8 −1.8
1.7 −0.4

四捨五入で見ると03年度の−3度は4時間あったのに対し、04度は毎正時の計測時に記録された瞬間だけですから凍傷にならずに済んだのだろうと思う。

それにしても、快晴で西南の風6mは公式発表9度でも頬を刺す冷たさだった。コートなしのいでたちですので15分ほどで引き上げた。
気温は上がりそうですが、今夜も次の寒気団が前線を突破して氷点下になりそうだ。
寒かった昨年は5日を境に氷点下なしになったが、本年はどうかな? 


04/03/06

お湿りにならないお湿り

最低気温.0度 10時自生地9度(5度) 快晴
北北西の風
4m 最高気温12度?

今夜も次の寒気団が前線を突破して氷点下になりそうだという昨日の予想は遅刻して 九州では6時頃に、関東地方では夕方以降に影響するでしょう。その斥候隊として5〜6時 にそれぞれに0.5ミリ、計1ミリの降雨があった。ほとんどお湿りにもならない。ところが県 立秋ヶ瀬公園では、自生地を訪れた後で立ち寄って見ると降雨があった痕跡があった。 

自生地の常態的なひび割れの解消には2、3日連続降雨がないと解消しないでしょう。乾固状態はサクラソウ自生地に限らない。県立秋ヶ瀬公園内の子供の森でもひび割れている。 
 

雨の痕跡ですが、わずか1.5k川上で降雨量が違うのかね。または遮るものがない自生地の乾燥速度がびっくりするほど速い? 吹きッ晒しだからね。

                                        

自生地のひび割れ 子供の森 ぬめりが残るひび割れ

04/03/08

春は目の前だが まだ遠い

最低気温−2.2度 12時自生地15度(8.5度) 快晴
北西の風
2m 最高気温10度

6時間も北風さんが暴れまわって2日連続の氷点下でした。サクラソウにとって救いだったのが−2度以下にならなかったこと。それにしても中々雨にならないね。県立秋ヶ瀬公園の川上はずれの自然林内にある枯れない池が水無しです。枯れた池は3面、残りの5面も水量は半分以下です。写真右↓の手前にある草の塊まで水はあるのですが、今や・・・ 

毎度アマナのツボミを探しているのだが、見当たらない。それが今日はツボミどころか花が咲いていた。毎年、悔しい思いをする。観測しているゾーンでは何も起こらず、観測していないところで花が咲いてしまう、よほど嫌われてんだな。                                              

アマナの撮影を終えたところで熟年ご夫婦が目に入った。いつもの悪い癖で「こんにちわ」 熟年ご夫婦は気さくに返礼、同時に「サクラソウの芽はありますか?」と尋ねられた。        

自宅にあるサクラソウと同じだと奥さまは納得。西洋サクラソウだった。深谷ねぎで有名な深谷からお墓参りがてら自生地を訪問したとのこと、出会いの記念と笑わせてシャツター   
遠方より来るすばらしい笑顔でした。


04/03/09

また裏をかかれた

最低気温.7度 13時自生地15度(11.6度) 快晴
南南東の風
2m 最高気温13.6度

ようやくお天道様が北風さんに勝った一日でした。13時に自生地へ。シャツ姿が目立ちました。話し込んでいるところへ顔馴染みさんに挨拶された。顔に覚えはあるのだがどなたか確定できない。連れの同年輩の男性が、話の中に割り込んだら失礼だよ、と引き離した。輪の中に引き込もうとしたのだが・・・

3月2日で「あの分ですと1週間ほどでつぼみをつけるでしょう」という予想が見事に外れました。そこでまたもや言い訳です。あの日以来、真冬に逆戻りでしたから成長が止まったのだと思う。今日の陽気が後しばらく続きそうなひまわり衛星写真ですので5日以内にツボミが出るでしょう。

サクラソウの第2陣ブロックは100%の発芽です


ノウルシも邪魔な存在を顕示しはじめました(写真左)。いくつかの定点観測ゾーンのノウルシが遅々としているのに、見向きもしていないゾーンでは早や黄色に色づきました。日一日と自生地内は華やいでいきますね。

04/03/10

最低気温.7度 13時自生地22度(16.8度) 快晴
南南西の風
2m 最高気温18.5度

16時03分更新。この冬の最高気温を記録しましたね。サクラソウに変化はないが、アマナが賑やかになりました。午後からですと訪問客がひっきりなしです。本日もいろいろな方とお話が出来ました。写真左は最後にお会いした二組にお願いして記念撮影。左側のめがねの方は定年退職後のお方のようです。20k先からオートバイでこられています。手首や指の運動になるからとのことでした。それにしてもお元気でお若い。右はご夫婦、美男美女に乾杯!

ヒロハノアマナは文字どおり、葉の幅、長さともに普通のアマナの2〜3倍。豪華ですね。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

教育出版(株)からようやく返事

返事に1ヶ月以上も要したのは、泡沫クレーマーかどうかの確認に時間を     
費やしたのだろうね。中間まとめも出て返事出さんとやばいと考えたかもね。
いずれにせよ、返事があったことに感謝します。                                      


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

送信者<t-ono@kyoiku-shuppan.co.jp> 
宛先: <sakuraso@jcom.home.ne.jp> 
件名 : ご質問の件、大変遅くなりまして申し訳ございません
日時 : 2004年3月9日 22:56

拝復                                                                                                          
 早春の候、青木様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
 このたびは、弊社教科書教材につきまして、ご質問、ならびにご指摘をたまわりましてまことにありがとうございます。                                                               
 内容は、4年生教材『さくらそうの保護』が、現在も継続掲載されているかどうかということと、記述内容につきまして、さくらそうと送粉昆虫の関係の研究経緯の事実についていただきました。
 『さくらそうの保護』は、弊社平成8年度版4年上巻に、4年間掲載いたしておりました。よって、現在使用されている教科書には、掲載いたしておりません。         
 本教材は、作成時には、浦和市教育委員会(当時)のご協力も得まして、作成いたしました。内容につきましては、さまざまな資料にもあたり、調べておりましたが、今回のご指摘でまちがいとご教示いただきました点につきましては、調査が不十分であったかと反省いたしております。                                                         
 本教材は、筆者が実際に行った観察調査について、その手順と内容を、文章のまとまりを追って読み取っていくことに学習の主眼を置いておりました。そこで、科学的な検証につきましても検討いたしましたが、昆虫とさくらそうとの関係も断定的なことを述べるのは難しいと判断し、課題を提示するような形での記述を試みました。そのような経緯がございましたが、観察調査とそこからの推論の点におきまして、より広い視点から記述すべきであったかと存じます。

 このたびは、貴重なご指摘をたまわりまして、ありがとうございました。                
 また、ホームページも拝見いたしました。大変ご熱心なご研究にて、ご指摘まことに恐縮に存じます。                                                                                     
 本教材に限らず、教科書での教材作成につきましては、可能な限りいろいろな点での確認をいたします。しかし、教科書が、広く各地でご使用いただき、多くのかたの目にふれる中で、内容についてのご意見やご指摘をいただくことも多々ございます。そのような場合には、編集委員会での検討を行い、必要と判断いたしましたら、使用期間中、あるいは新版改訂の際を機会に、修正を行うようにいたしております。
 今後とも、ご高配をたまわりますよう、お願い申しあげます。                              
 また、ご返信が遅くなりましたこと、おわび申しあげます。                                 
 末筆ながら、季節の変わり目にあたり、くれぐれもご自愛たまわりますよう、お祈り申しあげます。  
 取り急ぎ、お礼まで申しあげ、失礼いたします。

            敬具

*************************************** 
教育出版株式会社 国語編集部 
小野 貴
t-ono@kyoiku-shuppan.co.jp 
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-10    
*************************************** 

04/03/11

初夏です???

最低気温7.1度 12時自生地25度(21.6度) 快晴
南南西の突風
 最高気温22.4度

本年初の夏姿で自生地へ。カメラを固定したプロ用三脚が風に飛ばされた。滞在時間は30分訪問者は3組10人だったが足早に立ち去った。
見えてない範囲も同じ画面ですが、サクラソウがじゅうたんのようです。これが最盛期ではノウルシの陰で日の目を見ない。みなさん、もったいないと思いませんか?見えている範囲のノウルシ(茶色に見えるのが)を今摘み取れば、手間ひま、銭金かけてやってくる訪問客をがっかりさせないのにね。  

天然記念物の保護とはそういうものではないかな。見えない状態で保護して何になるか、ですね。    

この件について関係者らは口を開けば天然記念物だから駄目と紋切り型。では、たずねるが
★特別天然物田島ヶ原サクラソウ自生地・保護増殖実験調査事業報告書1999年・浦教  
★特別天然物田島ヶ原サクラソウ自生地・保護増殖実験調査事業報告書2000年・浦教  
これは何を意味するのかね。それぞれの権益を侵蝕されるのを恐れているのだろうか。 私にはそのような汚らしい執益観念はない。ただ、3シーズンの毎日出会う何千人もの来訪者の不満や苦言に接してなんとかならないか、それだけである。

行政側は、デタラメでもアカデミーなら一も二もなくひれ伏し、委託研究員は、己の領域に踏み込まれるを嫌がるかのように見える。それでいて下らない小手先の細工で市民の血税を無駄食いしている。

保護とは不特定多数の鑑賞に堪えるが趣旨と考える。そうであれば建設的な意見があれば、保護増殖実験をしているのだから、見え透いた建前はなくすべきだと考える。
タンポポも顔を出しました

04/03/12

サクラソウは咲いていた

最低気温9.3度 13時自生地12度(9.8度)
曇り 南東の風2m 最高気温10.2度

うかつだった。花の開き方から見て7日頃に咲いたのではないかな。そして8日の−2度で傷められ、しおれてしまったと思われる。                                                                  
このブロックは02年03年も早咲きだった。
02年は3月18日 発芽してから34日目。
03年は3月27日 発芽してから47日目。                                                               
いずれも第1陣発芽から見ての日数です。該株の発芽と開花は不明。来訪者の指摘・・・  

該ブロックは柵から1m足らずの位置にあって、すぐ近くでは第2陣の発芽でしたが、このブロックは発芽していなかった。そうこうしているうちに過去を忘れて見向きもしなかった。ブロック違いではあるが2日の予想は的中したことになる。本日このブロックに足が向いたのは虫の知らせかもしれない。本年は第1陣が発芽してから28日目となります。 白斑点でした。
葉丈はおよそ5センチです。                                                                                    
この早咲きは生命力が弱いようです。01年度も早咲きは別のブロックでしたが、上のカットの状態で一生を終えていた。本年はこの株を徹底的に監視したい。

04/03/13

本日も裏をかかれた

最低気温−0.2度 14時自生地21度(15.5度)
晴れ 南南東の風3m 最高気温15.5度

所用があって14時に自生地へ。一目散に昨日発見した開花株に。居合わせた方に教えたらなんと、そっちにはっきりしたのがあるよ、と逆に教えられた。定点観測ブロックだった。なんでこうも逆逆になるのだろうか。                                                                                    
でもうれしかった。本日は78歳の誕生日、たった一輪だが見事な色合いで祝ってくれたのだ。

04/03/15

春の妖精たちが顔を出した

最低気温3.9度 11時自生地16度(11.4度)
晴れ 北西の風2m 最高気温15.7度

昨日よりも本日は1枚余計に着込んだ分だけ汗ばんだ。12日に発見した開花はしおれ、二つのつぼみは開きかけていた。明日には開ききるでしょう。本日も大勢の方々にガイドした。

近所から毎日歩きの運動で見えられた小熟年のレディが13日に誕生日を祝ってくれたかのように咲いた一輪の撮影にいそしんでいた。この方と話しているところへ通り過ぎる熟年ご夫婦に一輪のサクラソウを教えた。その奥方、あら、前にもお会いした、3年前、たしか同じ服装(作務衣・さむえ)色は紺色だった、観察会のメンバーで訪れ時に私がでしゃばったようだ。    
東京の方でした。友遠方より来る、嬉しからずや。

04/03/16

お空の散水車様ゼネストかな?

最低気温4.8度 11時自生地17度(12.4度)
晴れ 東南東の風2m 最高気温17.5度

中間まとめの中で、三好 学理学博士が 土地ノ状態 東京市ヲ貫流スル隅田川ノ上流ナル 荒川ノ沿岸ニハ古来桜草ノ多ク発生セル原野アリ是等ノ原野ハ屡々河水ノ氾濫ニヨリ泥土ヲ蒙リ養分ニ富メルモ平時ハ地面乾固シ亀裂ヲ生ゼルヲ見ルの記述について、三好博士が訪れた当時は通路はなく何処からでも入れた。ということは、現在より乾燥は凄かったことになる。なぜなら、今であれば通路以外での乾燥によるひび割れを見ることは出来ないからです。通路のひび割れは踏み固められたからであって柵内では踏まれずにさくさくとしているからひび割れようがないと考えます、と書きましたが、現実味を帯びてきました。

12月25日以来雨は8ミリしか降らず、カラカラに渇ききっております。絶対にありえないと断じた自生地内のさくさくとした土壌がひび割れだしたのです。↓
 大正5年当時と同じですね。

中央通路の十字路付近でまたもやでしゃばった。石碑付近のサクラソウを見ずに来て、その話の途中で目の前にあるアマナは何ですかと問われ、とくとくとして語ったていたところ、写真↓左のご婦人が、あった!サクラソウ、と叫んだ。えらそうなこと言う割には柵から3m先にある一輪のサクラソウを私は見えなかった。これで本年の現在までに2度も来訪者に教えられ てしまった。右がそのサクラソウ。左のご婦人と右の紳士はご夫婦。真ん中のご婦人のご主人はソニーの社員という。そこでソニーに対する苦情を伝えてくれるようお願いした。

今日現在、開花は視認できる範囲で3箇所、合計8輪が咲いている。葉丈4cm足らずで。


04/03/17

反省しきりです

最低気温5.4度 11時自生地25度(19.6度)
晴れ 西北西の風2m 最高気温22.4度

毎日昼時に自生地の道路縁石に座り込んで一服している壮年男性と今日も出会い、話し込んでいたら、突然の突風です。こういう突風は簡単には収まりそうもない。目新しいことといえば記念石碑の傍で2箇所、ひび割れが発生しているぐらいでしたので自然林へ。                          

立っている人間を吹き飛ばす突風もここ自然林内では裸枝が、消波ブロック同様に和らげるのか林内は静かである。さえぎるものもなく突き刺さる陽光で林内はむっとしている。自生地よりは落ち葉がある分、乾燥度は低いと思うが、アマナ以外、春の妖精たちの姿はどこにもない。枯れない池が見えたところで、三脚に望遠鏡をつけた二人連れが地面を見詰めたまま動かない。下手に動いては迷惑だろうとおよそ5分も待ったがじっとしていた。

そこで目線の先へ恐る恐る出てみると道路の真ん中に小鳥がじっとしていた。3m離れると私の目は横線が上下二重に見えるものだからはっきり識別できない。そこへ別の二人連れが来た気配で小鳥は林内に逃げた。見詰めていた二人連れはなおも林内を見詰めている。アオジだと教えてくれた。アオジは止まった枝から離れずにキョロキョロしている。距離は5mほど。鳥追いには向かないわが半愛機のデジカメでシャッター。デジタルズームに手持ちですが、なんとかさまにはなった。それにしても人怖じしない野鳥とは珍しい。居合わせたお二人いわく病気でもなさそう、間もなく立つ鳥だから名残惜しんでいるかな? と。 
                            

2月に受験中のお嬢さんから来たメールで私はかわいそうな返事をしていた。

> 知っているかはわかりませんが、サクラソウ自生地の保護地内の土も近い将来> 消滅が多少危惧される土壌らしいんですよね。高校の課題研究で調べたときに
> 他のHPに載っていました。「灰色低地土」と
いう種類の土だそうで
>

今年のテーマは、そういう根拠を示さない話を壊す、です。現地に毎日いて植生たちの営みすべてを観察してからいってもらいたい、というのは、よしんばそうだとしたら、何時ごろから危険信号が出たのか、そして、その土壌が何によって消滅するのか、押しなべてアカデミーらは根拠もなく、実情にかかわりなく思い込みでことを進めたがりますね。客観性がない。

第三土手と壁土手を取材してから漠然と気になっていた。別の観点から理由付けは異なるが、自生地土壌に危険信号は出せそうです。
04/02/14で紹介しました壁土手の向こうはどうなっているかを3月12日に見にいって別の危機感がわいた。写真も追加しておりますのでご参照ください。

その様子から洪水は2度とないだろうこと、滋養に富んだ流水がこないとすれば、野焼きによる灰という肥料も失せたこと、こられの悪条件から土壌がやせ細る、危惧はありますね。にべもなく出した返事が私を縛り、それによって考える葦になれて、門外漢が能力外に視点がいけたのであるから、反省と同時に感謝に堪えない。


04/03/18

やっと空の散水車がきた けど

最低気温14時7.8度 11時自生地15度(14.2度)
曇り 北北西の風6m 最高気温19.4度

04年3月18日午前11時の自生地

近畿地方から中部地方で降っている雨はまたもや箱根の山を越えられないのかと思うほど午前10時まではお天道様が出たり、西の空が真っ青であったりした。                           

11時に自生地に到着。さすがに誰もいない。昨日からの南の突風は朝になっても吹き続き10時から北北西の風5mと公式発表。この発表はあてにならない。風にも大波小波がありますから毎正時の観測で、そのときに風の波間に当たれば0mだってありうるからです。
 
自生地では冷たい北北西の風が体を押すほど。11:18雨滴がポツリポツリと落ちてきた。慌てて逃げ帰った。

写真左は第1号開花ブロック。強風を止めるのにストロボ撮影にした。真っ先に開花した株は探すのも困難なほど跡形もなく消えた。種子はつけなかった。風倍受粉を受けられるほど他に花はなかったからでしょう。                                                                               
右は5cmのマッチ箱で比較した。昨年までの3シーズンでは低いといっても8センチ前後で開花していた。今ある開花したすべてが3センチ前後とは、水分不足で育ちが悪いからか。
それにしては良くぞ花が開くものですね。
                                                                  

上の2カットは、04/03/01のアマナとサクラソウのカットと04/03/05の同じカット。
 
これを定点観測個体としたのだが、すでに5センチ近くに育っていながら、ツボミどころか2月18日以降に発芽したものに先を越されている。この肩透かしは毎年です。                   

11時半頃から我が家からでも雨の形が見えるようになった。ただし、14時までの公式発表では0ミリである。地面はだいぶ水溜りがあるのにです。ようやく15時で1ミリと発表。 ですが、15:55では雨脚は強まっている。降れ〜もっと降れ!サクラソウのために。             

あらら、16時半、雨は上がっていた。衛星写真で見てももう降らないでしょう。気温も早朝より12度下がって7度、今夜は冷える夜になりそうだ。


04/03/19

見ごろは何時ごろ?

最低気温3.2度 12時自生地13度(8.9度) 曇りのち晴れ 北の風2 最高気温11度

予想していたとおり昨日の雨はお湿りにもならなかった。画像で見るとおりカラカラです。ではあるが地表から1.5cm以下に湿りがあった。今日現在1ブロックと単体の開花は20地点に広がった。株数にして30株ほどに。今のところ色の濃いサクラソウです。
開花した単体はすべて葉丈が2cm強です。水不足は深刻です。平成10年までしていた野焼きを同11年から刈り払いにしたため、肥料を得られなくなったつけも影響しているかもしれない。

さて、見ごろですが、今年の予想は難しい。昨年は厳寒でしたが、それでも3月に111ミリの降雨、4月1日〜8日まで83ミリの降雨があった。その見ごろは15日〜20日でした。で、今年は? ご案内のように12月25日〜本日まで10ミリしか降雨はない。この影響がどうなるかは予測がつきません。一応4月15日前後が見ごろとしましょう。 早まることはあっても遅れることはない思います。今月末に修正予想を出しますので・・・

本日もご近所から見えられたゲストにご登場いただきました。マスク顔ならネットでも識別出来ないでしょうとのことでした。

昨夜、我が家から70m先の、例年早咲きする桜が開花していました。平成14年よりも3日遅れです。当地に33年居住して2番目の早さです。

04/03/20

すみません〜配達忘れの煎餅雪で〜す

最低気温13時0.5度 9:30〜雨 11:30〜13:30雪 
北の風
〜1m 最高気温5.8度

雨で動けず、ままよとまた寝た。けたたましいクラクションで目が醒める。大粒の雨だった。周りの濡れ具合を見ていると布団のような白いものがぱらぱらと落ちている。布団のような雪は始めてみた。それが益々激しくなる。蒲団がお煎餅の大きさになって風にあおられる。大きい雨粒との競演だ。視界も悪くなった。最後までお煎餅は続いた。当たり一面が白くなった。それが急に小止みになったかと思うと大粒の雨で消されていく。この冬初めての本格的な雨と雪であった。雨量は合計で11ミリになろうか。これで旱魃はしばらく解消だろう。
サクラソウよハレルヤ

04/03/21

運命の分かれ目

最低気温0.1度  10時自生地10度(7.2度 北北東の風1m 最高気温12度

田島砂漠でサクラソウ

が息絶えだえのところ、昨日の布団もどきの雪で活をいれられたのかサクラソウと他の植生が少し賑やかに顔を出してきた。

人間は当然ですが、動物でも人間のエゴで簡単に捨てられて、捕獲されて、ゆえなくして生を閉じさせられるのがいるかと思えば、わがままいっぱいにペットとして君臨するのもいる。草木もそうですね。柵の直近または中であれば人々に愛でられるのに通路のど真ん中に生えたばかりに人々に踏んづけられるのもいる。

さらに悪運なのが、柵の中で華々しく尊ばれるサクラソウとして花開くが、開くのが早すぎて−2度の冷気で傷められて処女になりきらずに生を閉じるのもいる。12日に第1号開花したのがその例。分かれ目の基準は?

04/03/22

サクラソウ考

午前10時過ぎに雨がポツリポツリと降ってきた。気温は5.5度。夜から朝にかけて雪が降る予想。雨や雪はもうたくさんです。これからの散水はサクラソウ以外の植生を利するだけで有害です。サクラソウは乾燥に順応し、氷点下にも耐えられる強靭な植生ですからね。水分補給が十分すぎると昨年の4月26日のように1mにもなるオギ(荻)に隠れる惧れが大です。できれはゴールデンウィークまで来訪者達の目に触れられるようにしたいものです。                                 

定点観測用個体を決めて、4シーズン来、肩透かしばかりさせられた理由がようやく判明。花をつけるサクラソウは全株数の3割弱ですので7割強がはずれになるのと、第1陣発芽分は寒気に押さえられて成長が鈍り、第2陣以下に追い越されるからでした。

サクラソウは強い植物です

全国各地にあるサクラソウが消えるか消えつつあるのは、環境破壊によるのではなく人々が摘み取ったからと、田島のサクラソウを天然記念物に指定すべく三好学理学博士が大正9年に提出した報告書に明快に書かれています。田島ヶ原のサクラソウが平成の世にも繁栄しているのは天然記念物として保護しただけではなく、環境に対する高い順応性がもたらしたものです。

環境 

荒川左岸の河川敷に広がる田島ヶ原は、往時は年に幾度かの洪水にさらされる低湿地帯であった――大戦後は一挙に運動場や公園が造られて――さらに、荒川の河川管理によって、洪水にさらされることも稀になり、土地の排水も工夫されるようになって、かつての低湿地帯は乾燥化が進むようになった――特に土地の乾燥化の進行は―――
天然記念物指定70周年記念論文集(1990)5ページより。執筆者 磯田洋二氏
以上が定説となってアカデミー界に広がり、勉強会を通じて人々にも定着した。

でも、事実に即しているのだろうか。大雨が続く年はともかく、洪水というのは年に幾度もあるものではなく、最近では何年かに一度あるかどうかである。それも危険水位を脅かすのは稀である。土地の乾燥化の進行というが、運動場や公園が造られ、荒川の河川管理がなかった太古と変わらない。この点を大正9年の三好学博士の報告書で。 


土地ノ状態 東京市ヲ貫流スル隅田川ノ上流ナル荒川ノ沿岸ニハ古来桜草ノ多ク発生 セル原野アリ是等ノ原野ハ屡々河水ノ氾濫ニヨリ泥土ヲ蒙リ養分ニ富メルモ平時ハ地面乾固シ亀裂ヲ生ゼルヲ見ル土壌ノ状態普通ノ原野ト異ナル―以下略 

土壌ノ状態普通ノ原野ト異ナル田島ヶ原のサクラソウは太古より順応し、この点は何の心配も不要といえましょう。                                                                                                               

白斑点病?
田島ヶ原は江戸時代からヨシずばりの産地として有名。暮れには刈り取られていた。当然ながら残骸も多く残されたであろう。平成11年〜13までの状況と酷似している。その結果、13年は少々、14年では全体の三分の一が白斑点病?に侵されていた。

前記三好学博士の報告書のように大正5年当時も白斑点病が盛んであるようだ。すなわち、
絞り、線入、更紗、砂子、白も稀にあって異彩を放っている
との記述は、タイプとして紹介しているがタイプではなく明らかに病気であると考える。なぜなら、当サイトトップ頁のカットの点々や04/02/01の3カットの写真と同じだからです。しかも、平成14年と15年にできるだけ残骸を取るようになって15年では、白斑点は発生しなかったからです。 三好学博士の観察と一致しているのである。  

サクラソウの将来
本年のように詐欺に引っかかって発芽したはいいが、−3度〜−5度の低温で瀕死の状態にありながら立派に再生した凄い生命力をサクラソウは持っている。さらに、本年のように3ヶ月弱にわたって降雨量が少なくても、わずか2、3cmで花をつける生命力からすれば過去にさかのぼった年数だけ生き続けることは間違いないでしょう。

ただし、危険な兆候もある。荒川調節池工事で洪水はもう二度となく栄養補給は望むべくもないがほどほどの降雨でも間に合うでしょう。だが、田島のサクラソウは平成11年から人為的に野焼きから刈り払いに切り替えられ、 
それまであった環境を変えることは、それまで生活していた植物たちの生活を脅かす
http://www.ryomonet.co.jp/mo/mo/FAQ.htm#Q5
オーナの大和田真澄さんが述べておりますように脅かされた田島のサクラソウは発病したのだと考える。

加えて、野焼きによる灰と言う栄養分も取れないのですから、土地はやせ細るでしょう。 目を回しているサクラソウを元の生活に戻すには、野焼きの再開しかない。方法も梶山方式であれば保護課のいうダイオキシン発生もなく環境に悪影響はない。

ここらで関係者は権威だの縄張りだのにこだわっていないで真摯に聞く耳を持つことがサクラソウの延命に繋がること請け合いです。

雨は降り続いて20時現在、合計16.5ミリ、まだ降り続きそうです。20時の気温1.9度。


04/03/23

恐ろしや 早やくもオギが

最低気温1時2.0度  11時自生地9度(6.3度 北の風 最高気温8.1度

昨日の雨は21時から記録に残らない0ミリで本日の10時半まで降り続いた。記録上で16.5ミリの 雨は大地を潤うには十分すぎた。通路のひび割れは解消した。

サクラソウが2日連続の低温で成長を止めている間にオギがあたり一面に、中には20cmに育っていた。スイバも30センチになるのがあちこちにあった。

13日に開花した株は10日にもなるのに元気です。低温で長持ちしているのか不明ですが、本年は花の寿命も丹念に確認したい。一方、定点観測個体では19日につぼみを持ちながら成長を止めている。 

春の早い時期にサクラソウとノウルシが春を独り占めにしているのが悔しくてオギやスイバなどが時期を早める植生の運動が開始されたのだろうか。そうであればサクラソウとノウルシの生存率が低くなるのだろうか。

04/03/24

なぜかな?

最低気温2.6度  10時自生地13度(8.9度
薄日  北東の風 最高気温10度

毎度不可解なのは、三脚を持ったカメラマン達の態度です。今日も気さくに挨拶したところ、ぶすっとしていた。促されてようやく、さいたま市だよ。俺は15年もここへ来ているよ。

ほとんど取り付くしまもない。これでも答えてくれただけましではあるが。私は乞食のような恰好をしているから取り合わないのかなあ。昨年も書きましたが、一般の方のほうが気さくに話しあえる。特に自然観察会の皆さんは気さくで私も情報が取れて助かっている。本日も県内の自然観察会の二人連れさんが下見に参られた。4月11日の予定とのこと。がっかりすることはないと思いますが、今年は予測がつきにくい。出会いの記念にシャツター。

開花宣言が出た桜花もこの低温で止まっているようにサクラソウも進化はない。元気がいいのはオギだけです。これだけ早いとサクラソウを隠してしまう惧れが確実になりました。  
     

日も私を理解していただいている方からメールが来ました。桜草を栽培されている方で昨年も紹介しています。自生種と栽培種の違い、昆虫による受粉や生態をお願いしていました。

送信者: "理解者> 宛先: "青木実" <sakuraso@jcom.home.ne.jp>                                      
件名 : ご活躍を楽しみにしております 日時 : 2004年3月24日 8:06                                     

昨年は、ご病気のため、ホームページの掲載が無く、寂しい思いを致しましたが、本年は毎日の観察記録の掲載、本当に楽しみにしております。

小生、昨年春から仕事が忙しくなり、せっかく詳しい青木さんのホームページなのですが、じっくり記事を拝見する時間がない状況でありますが、努めて拝見させて、サクラソウの問題を、私なりに考えていきたいと思っております。

私も、本年の2月、持病の手術をしたのですが、この頃は、丁度、サクラソウの植え替え時期にあたり、退院後、すぐに寒風の中での植え替えをしたので、時間との戦い、また、病状悪化が危惧されたのですが、なんとか、数百株の植え替えを終わらせることが出来ました。

ところで、自生地の桜草の生長の早さには、本当に驚きます。三月に咲いてしまうのですね。暖かい住宅地内の庭の鉢植えのサクラソウは、どんなに早くても三月下旬にならないと咲き始めません。

今年は、交配したサクラソウの初花が咲きますので、今から楽しみにしている今日この頃です。 

なお、小生の庭の園芸種には、殆ど虫は飛んできません。そのため、種は殆どつけませんが、それでも、ところどころ種子を着けるのがありますので、自家受粉か虫か、風か検証してみようかなと思っております。 

また、園芸種は、今年咲いた1株は、夏までに3株ほどの来年の芽を着けますが、そのうちの2株は花芽を着け、残りは葉のみの株になるようです。                                                       
ですから、自生地の株の3割くらいしか咲かないというのは、用土や肥料、或いは密植のため花芽が着かないのかな?と感じている次第です。 

今後も、観察記録楽しみにしておりますので、宜しくお願い致します。

  理解者


04/03/25

悲しい話

最低気温6.3度  11時自生地14度(10.9度
曇り  北の風 最高気温12度

昨日の15時ごろから空はシクシク泣き出した。泣くなら大声でなきゃいいものをシクシクでは泣くことはないと思う。おかげで自生地のサクラソウは出るに出られず、じっとしている。

昭和42年〜45年までの自生地にあるアマナは3月15日頃に咲く花であった。35年前のこの時期は寒冷期にあってアマナは寒いときの花と理解していた。それが30年ぶりで自生地にもどってみるとアマナは4月10日前後に盛んであった。そして、この連中、風、曇り、冷気などに会うと怠けて花を閉じている。人間同様に自生地の植生たちもたるんできたのかな? 

今日も好むと好まざるにかかわらずガイドをしていた。3組、4人に13日の誕生日に祝ってくれたかのように咲いたサクラソウがまだ元気である話、夫婦連れは立ち去り、一人で見えたご婦人がインターネットしているというので自家製名詞を差し上げた。もう一人の熟年男性にも声をかけたが、パソコンはあるが、どうもこの年ではおっくうでね、なんていうものだから、若いもんがなにいうか、78歳の私がやっているんだからやるべきだよ、それから話が弾んだ。

この方、半年前に最愛の奥方を亡くされた。一人というのはやりきれないもの、何かの拍子に、ああいないんだな、と思い知らされる、家内がやっていたことすべてをやらにゃならない、ようやく慣れかかってはいるが、男は一人では意気地がないものだね、と述懐していた。

県立秋ヶ瀬公園を一回りして、なんとなく気になって自生地に戻ってみるとカメラ片手に二人連れのカメラマンに大きなジェスチュアでなにやら解説しているようだった。カメラに寂しさを紛らわしてるんだなと、勝手に納得してそっとその場を離れた。 


04/03/26

私の職業はルンペン

最低気温6.9度  12時自生地15度(13.1度  雨〜晴
北の風6 最高気温14度

昨夜からの雨は朝方には土砂降りであった。ひまわりの画像で見ると午前中はほとんど無理に見える。そうなるとすることもないので朝寝を決め込む。

やたらとまぶしいので目が醒めた。だいぶ明るい。好天かと跳ね起きるが、東は明るいが西の方は重たそうな雲がのしかかっている。で、あきらめてメールその他の点検に時間をつぶす。

ようやく11時頃に雲の切れ間が見えた。こういうときの自生地は、収穫はない。花々は雨滴で頭をたれているのが関の山、それにあの雨の中では花を開かないと過去3シーズンの観察で答えは出ている。空白にするか、または何かを書こうかと思案投げ首、そうだ、ルンペンなんだからそれを書こうとタイトルだけを入れたら、お天道様が笑っていた。

重い腰を上げて自生地に。思ったほどの晴天ではない。サクラソウの花々も丸まっている。アマナは当然がごとく花を閉じている。それでも結構サクラソウは昨日よりは咲いている株は増えた。

今日は先に挨拶された。見覚えはないが、離れずに話し相手をしてくれた。例のでしゃばりでネットしていますか?とたずねた。見てますよといわれた。ホームページを?そうだという。先月あたりにに会っていて名刺を渡していた方でした。どうも人の顔を中々覚えられない。

そこで小1時間、これからの見所を紹介しながら歩いた。犬ずれの3人と出会う。ご婦人二人は気さくに花の話についてくれるが、犬を連れたご主人は消えてしまった。私の歳を聞いてご婦人の一人は今、おボケさんを抱えているとのこと。人間、誰しも遭遇することではあるが、家族が大変だ。私は、その場合、上手に殺せと家内にいってある。その話から殺人を合法的にするに及んで大笑いだった。そこで別れた。ホームページを見てくれている方も、私もと 別れた。

今日もべらんめえ調の江戸っ子が見えた。自生地には珍しい若いお嬢さんが片手で撮影していた。近寄ってみると開花寸前のサクラソウのツボミだった。柵の直近なのに、私は見落とした。

誕生日を祝ってくれた13日のサクラソウは雨滴の重みで頭をたれていた。または、寿命寸前なのか、念のためにカメラを向けるが、6mの北風で静止しない。またもやストロボでシャッター。 

あしたは少し賑やかになるかもしれない。


ただ今15:50、我が家が揺れるほどの北風が暴れている。記録では8m、しかし、瞬間風速は15m前後はあろう。気温も13時では14度だったのが、12.6度と下がりだした。今夜も冷えるだろう。サクラソウが風邪を引かないように祈る。

04/03/27

うれしかったね

最低気温3.9度  11時自生地16度(12.9度  快晴
北西の風4 最高気温16度

例のネットしていますか?で声をかけた。30代の男性で三脚を担いでいた。気さくに応答してくれた。名刺を見て、もしかしたら、シーズンが終わったら閉じるあのホームページの?。     
見ていてくれていたとはうれしかったね。ただし、平成13年のURLを見たもので同14年からURLが現在のものに変わっていて見ることが出来なかったそうです。閲覧してくれている方と現地で会えるのは、うれしいですね。

04/03/24に書きました、三脚を持ったカメラマン達の態度、について誤解があるといけないので書き加えます。撮影に取り掛かっている方々には声をかけません。皆さん必死ですからね。歩いている方に声をかけるわけです。はにかんでいるのか、君ら下々とは口をきかんとでも言いたそうな態度の方が多いですね。

昨夜来の気温は心配していたよりは高めでほっとして、自生地へ。毎日散歩でこられている方々が皆一様にうれしそうな顔をしています。というのも、毎日見ていると新たな開花がわかる訳ですから。びっくりするほどではないがレンズの許容範囲外のあちこちに目立ちだしました。 
私のしょうもないデジカメのデジタルズームで撮影して、編集で拡大して、シャープな画像は望めませんが今日の様子ですのであしからず・・・

↓のツボミから開花まで画像分ですと8日かかりました。
色づく前のもいれると2週間かな?
明日の取材は休みます。 
家内が言うには、来年も一緒にいられるかどうかわからないから日曜日はおにぎりもってお花見するぞ〜ということです。

昨年の入院以後、来るべき日のために家内は心準備に入っておるようです。家内の出勤帰宅時の送り迎えを拒否、万一の場合、さびしくてやりきれないからと。

でもね、私はしぶといんですよ。18年前、200歳の誕生日に世界的に表彰されたところで目が醒める夢を見るぐらいですからね。負けてたまるか!!! 

04/03/29

やっとシーズンが来た〜

最低気温4.8度  10時自生地18度(13.5度  快晴  
南南西の風 最高気温21度

お花見はどうでしたかというメールがたくさん来ました。皆さん、ありがとうございます。

お花見先は、JR武蔵浦和駅から別所沼まで約2kの桜並木です。駅から50m地点、我が家はその地点に70mですのでそこから桜と人波を見ながら別所沼へ。別所沼を一周して空いているベンチでおにぎりという寸法です。 過去2年、同じスタイルですが、おにぎりを食べるのは今年が初めてです。                                                         

ところが、朝ごはんを食べない私は出発直前にパンを2個食べたものですからお腹がすきません。結局家内だけ食べ、それを私が眺める、漫画にもなりませんね。ベンチには約30分、そして、もどる。所要時間約1.5時間、これが我が家のお花見です。    
   

さて、一日のご無沙汰に過ぎないのに、結構賑やかになりましたね。昨日の日曜日は17度まで気温が上がって、夜もそこそこの気温でしたので弾みがついたのでしょう。

ではありますが、葉丈は5センチ前後しかありません。これについては詳しいデータが出ましたので↓で説明します。
      

私のしょうもないデジカメではサクラソウの色が正確に出ません。紫外線が強すぎるのだと思います。平成13年から苦労しているのですが、フィルターをかけるとさらに悪くなります。ですのでご勘弁ください。

20日の布団もどきの雪とその後に降った雨のめぐみはもう消えかかっています。ですが、種子には潤ったと見えて、今頃、種子からの発芽が目立ちます。  
                    

理解者として紹介している方から今朝もメールが来ました。プライバシーを考えて勝手に理解者としたのですが、了解を得て本名でご紹介します。HPもございますのでどうぞ。  
  http://www5f.biglobe.ne.jp./~sakuraso/

メールの中で紹介している大垣晃一氏は、元高校の先生、私が初期にかかわっていた昭和42年〜45年の、早朝、自生地に行くといつも大垣さんが撮影しています。ものの10分ほどで自転車で学校に飛んで帰っていました。                                              

その大垣さんが雑誌に発表した自生地サクラソウの記述に                                   

葉の位置とおなじくらいの高さ、地表から20cm                        
とあります。

今のサクラソウは葉丈が低い、花は30年前の三分の二しかないと度々指摘してきました。が、漠然としていて証明できなかったものが、大垣さんの記述でやっと証明できました。現状では10cm足らずです。その原因は環境
を急に変えたからです。野焼きから刈り払いに。                                                         

ところで、メールの熊谷さんは園芸種を扱っておりますので自生種とは必ずしも一致しませんが、私があえてデーターをお願いしていたものです。園芸種から自生種を計り知ることが出来かもしれないと。

送信者: "kumagai" kumagai-k@mtd.biglobe.ne.jp                           
宛先: "青木実" <sakuraso@jcom.home.ne.jp>                                                
件名 : お花見は如何でしたか? 日時 : 2004328 22:23                      

毎日のホームページの更新、本当に大変でしょう。ご苦労様です。             
日曜は奥さん孝行のお花見とのこと、如何でしたか?                    

我が家の桜草も順調に生育していますが、三月始めのぽかぽか陽気が開花を早めると期待していましたが、中旬の寒さで、例年よりも開花が遅れそう、というか、例年並になりそうです。 
ところで、桜草の生育について、私見ではありますが、お話をしてみたいと思います。

まず、桜草の生育ですが、
◎基本的には、栄養繁殖、つまり、種子ではなく、株で増えていく植物です。

桜草は、○4月に開花し、花が終わった後、株元から新しい株が芽を出し、根を出し、生育し、5月中に来年の花芽をつけた株を二〜三芽付けて、休眠に入るという生育サイクルをします。

ここで大事なのは、花が散った後、来年の株が充実する期間が、桜草にとってもっとも大切な期間です。 

この間に、日照不足、株元が乾燥する、などの環境になると、桜草は衰退し、場合によっては消滅します。

このため、桜草には、5月いっぱい、日照が必要になり、この日照が多いと花芽が着く可能性が高くなります。
  
ノウルシとかアシなどで日照が妨げられると、花芽がなかなか付きません。
また、株元に芽が伸び始めているときは、園芸種では、「増す土」と言って、株元に土を1センチくらい掛けてやり、来年お株の生育を助けてやります。自生地ではこのようなことが出来ませんので、腐葉土など、ふかふかした用土にしてやらなければ、来年の芽が順調に伸びることが出来なくなり、衰退していくのです。   

ここで、昔買った本の記事を見つけましたので、その内容をお知らせします。
これは、「ガーデンライフ・東京山草会」共編の『野生のサクラソウ』という本で、昭和52年4月20日発行の記事の中で、
「サクラソウ作り5つのポイント」と題し「大垣晃一」さんが解説しているページがありますが、記事の一部を掲載しますと、

    〔記事から原文のまま〕                                                  
日照量                                                                生育期から開花期までは光を遮るものの少ない、日当たり良好な地を好む陽性植物です。結実期後半はそろそろ日覆いを必要とします。それについて、浦和市田島ヶ原における植物成長速度について、サクラソウと比較しながら、月別に見ると次のようになります。

3月 生育開始の早いノウルシやスイバと共に、同じくらいの高さ、他の植物はまだ芽を出さないから、地表を覆う植物が少なく、周囲はゆったりとし、光は十分にあたります。

4月上旬 遅れて発芽したアシと共にほぼ同じ高さ。
4月下旬 ノウルシが成長してサクラソウを追い越し、覆いかぶさるようになりますが、サクラソウの花は開花適期で十分鑑賞できます。 
青木注=大垣さんが書いたのは昭和40年代のことだと思います。現在とは若干時期が違います。それと、4月下旬 ノウルシが成長とあるのは大垣さんの勘違いです。あの頃のノウルシは、中央通路から見て左側に盛んで、右側はそれほどでなく、4月上旬から視野を遮蔽していました。                                                      

5月上旬 おそ咲きの花が少しありますが、ノウルシの下に隠れて、見つけるのに困難です。

6月 ノウルシ、アシ、それにススキに似たオギの下草となり、上方から投入する光の量はきょくたんに減少します。しかし、このような日陰の環境が適して、そこに生活をつづけます。

そのときの照度は、葉の位置とおなじくらいの高さ、地表から20cmのところで、

オギ群落下      約3000ルクス
ノウルシ群落下   約 700ルクス

です。オギと共に生活しているときは生長が良好で、毎年花を付けて共存が可能ですが、ノウルシと共に生活するばあい、光量不足で生活に必要な光合成量が得られず、生存競争に負け、やがて衰退します。… 
青木注=このルクスについては気がつかなかったですね。今年は調べてみます。観念としては、オギ内がノウルシ内より 明るいとは思えません。もしかすると乱反射によって明るいのかもしれませんね。ともかく調べる価値はあります。

このことから言えるのは、生育期間中は日照が大切で、かつ、ふかふかの用土と湿り気が必要ということです。

それから、青木さんの記事の中で、乾燥に非常に強い植物になった、とのくだりがありますが、確かに乾燥には強い時期があります。それは、来年の芽が完成した後の芽が強いのです。

秋から翌年の芽だしの時期までは、割合、乾燥に強くて、私のところでも今年植え替え後の2月下旬、水を掛けようとしたホースが鉢にあたり、鉢が倒れ、1日、芽が日にあたり、乾燥していたのを翌日発見、びっくりしてすぐに植え替えしましたが、どうせ助からないだろうと思っていたところ、3月に入り、芽が出てきたのを見て、びっくりしたくらいです。

このように、芽が出るまでの休眠中は乾燥には割合強いと思いますが、芽が出てから、翌年の芽がでる5月下旬から6月上旬までは、乾燥は大敵です。

田島ヶ原の自生地は、以上のような生育環境(日照と用土)がないと、衰退の一途を辿るものと思いますが、人が手を掛けていますので、絶滅は無いと思いますが…                                                              

参考になれば幸いです。        

鴻巣市 熊谷♂


04/03/30

日 一 日 と

最低気温9.8度 10時自生地20度(17.6度 曇り 南南西の風
最高気温
18.8度

この春、初めて夜間気温が9.8以上を記録した。公式発表は4mの風ですが、その倍はあろう。昨日よりもサクラソウの開花は視認できる範囲で100倍に達した。でも、悲しいことがあった。温度計が誰かによって持ち去られていた。4シーズン目で遭遇した。

本日もいろんな方と話が出来た。特に有意義な話も聞けた。度々正午ころ、駐車場の縁石に腰掛けて一服している方とまたであった。年のころは40台かな。老人ホームに勤務していて3交代勤務の帰り、家に帰っても奥方や子供たちが出払って詰まんないから立ち寄って時間をつぶしていると。ホーム内では所作なしの爺さん婆さんたちが、人間の本能である『性』がもたげて来るそうだ。その内容をここで書けませんので姉妹ページに書きます。UPしたときはお知らせします。

17時現在14.8度。15時10分から雨に。このお湿りと高温で明日は一気に開花するでしょう。もう氷点下はないだろうから見頃は4月10日(土)、がっかりはさせない程度になると思います。それにしても、過去3シーズンの中では最もサクラソウの葉丈は低い。マッチ箱で比較しました。

本日も植物に詳しい方にジロウボウエンゴサクとツボスミレが咲いたのを教えられました。毎日見ているのにね、見ているところが違うと何も見えないものです。その話の中で3月21日に紹介しましたジロウボウエンゴサクはムラサキケマンであると。私が知っているムラサキケマンとはだいぶ姿恰好は違うのですが改めて確認します。

ところでまたメールウイルスが蔓延しているようですね。17:45現在、事前チェックしてくれる契約プロバイダーからの連絡は31通になりました。皆様もご注意ください。
このブロックはおよそ1m四方
H13年〜15年までは左の株だけでしたが
本年はブロック全体に及んでいます
ここに限って毎年残骸の取り残しが多い

このような模様が13年では目立ち
14年では視認範囲内の三分の一に蔓延
15年では取り残しをなくして皆無でした
さて 本年はどうでしょうね

04/03/31

水不足解消

最低気温12度 10時(17.5度 曇り 北北西の風 最高気温17.5度

昨日午後からの雨は03:30に上がり、合計雨量は50.6ミリでした。07時快晴、気温15.5度。この分だと20度を超えるだろうと9:30に自生地到着。なんと、曇りだして北北西の強風がびゅんびゅん。やむなくジロウボウエンゴサクを処理して秋ヶ瀬公園へ。

12時間で50.6ミリの雨は自然林内を水浸しにしていた。枯れた池は三分の一ほど水をたたえ、池のほとりに、おばあさん、娘さん、お孫さん3世代がお弁当を広げていた。20年ぶりでサクラ ソウを見に来て、人ごみのないここでということであった。たしかに鳥追いの人たち以外立ち寄らない場所はわが世の春である。出会いの記念にと撮影を申し出たところが娘さん(お母さん)が嫌だと逃げるが、お孫さんが写して!とせがむ、そこでおばあさんとシャッター。


林内ではスミレ、カキドウシ、饅頭型タンポポ、ムラサキケマンが顔を出していた。

↓左で紹介したジロウボウエンゴサク、実はムラサキケマンだと指摘されて本日再確認したところ、葉の形がムラサキケマンに似ていました。右のカット。しかし・・・
↑の左がジロウボウエンゴサク、右がムラサキケマン。ムラサキケマンの葉の形は上のカットに似ていますが、葉は疎、全長約50cm、花穂も長く、花の色やつき方が違っています。上のカットは葉がこんもりとした塊、そこから花穂は一房だけ、花の色は白、全長が15cmです。ケマンはケマンでも珍種のシロケマンかも知れません。植生に詳しい方のご教授がいただけると幸いです。

次へ  もどる    04年トップページ